子供がテレビを見たがってしょうがない?テレビばかりみるとどんな影響があるの?

育児
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子供とお家にいる時間はどう過ごしていますか?

おもちゃで遊んでいる、YouTubeを見るなどいろいろな過ごし方があると思います。

子供って好奇心旺盛で、いろんなものに目が行って集中が続かないですよね。

特にテレビやYouTubeなんかを見始めると、何かあればそればっかり見たがって融通が利かなくなりませんか?

デジタルデバイスだけじゃなく体を使って遊んでほしい、私もそう思う一人です。

そういったものが悪いわけではなく、運動とのバランスが偏っているだけかもしれません。

使い方次第ではテレビなどをみる事も成長を促すきっかけになれるのです。

この記事ではテレビに焦点を当て、テレビばかりをみるとどんな影響があるのかメリット・デメリットを理解でき、それを踏まえてどう対処していくのがいいのかを知ることができますので今後の育児の参考にしてみてください。

子供がテレビばかり見ることの影響

子供の視力への影響

テレビの見過ぎは目に悪いよなどよく聞きますよね。

テレビを見る距離は近すぎないですか?あまりに近いと脳が近くのものを良く見えるようにしようと変化してしまうんだそうです。

暗い所で見るのも目を酷使してしまうので疲労が溜まりやすく眼精疲労が結果的に視力低下につながります。

どうしても子供はテレビに近づいてみてしまいがち。

画面に近いと目を酷使しますし、ブルーライトの影響も受けやすいため視力低下につながります。

厚生労働省が行っている「21世紀出生児縦断調査」の結果を活用した岡山大学の研究結果では3歳までは1日2時間以上見せ続けると発達に影響があるとの研究結果を報告しています。

2歳半くらいまでに長時間テレビを見ることが多い子供は、その後の視力低下と関係があったとの事です。

発達へのデメリット

テレビを見すぎる事で子供の発達に影響があるといわれる理由がこちらになります。

  • 言語発達の遅れ
  • 社会性の発達に影響
  • 睡眠不足になりやすい

この他にも望ましくない影響を受けてしまうことがあります。

なんで真似をしたい時期の子供であれば暴力的な言動や行動が多い番組を見すぎると真似をしてしまう事があります。

そういった事を真似して他の子供に手をあげたり暴言を吐いたりしないように見せる番組の選択はしっかりと選ばなければなりません。

言語発達の低下

コミュニケ―ションが減り言語発達が遅れる可能性があるということです。

一方的な刺激しかないテレビ。

会話などといった対人コミュニケーションが少なくなるので言語発達に影響があるというのです。

しかし、テレビから聞こえる言葉を真似して、いつの間にか子供が言葉を覚えていたなんて事ありませんか?

話すのが遅いなど感じる事があるとは思います。

テレビばかりみていたからと言い難い所はありますが、影響はあるにしろ見せ方だと思います。

確かにテレビを見せると集中して一人で見てくれるから家事がはかどる事はあると思います。

子供も番組から学ぶ事もあると思います。

真似をして話す事が出来た事に対して親からの反応がしっかりしていればカバーできるのではないでしょうか。

言語発達において重要な事は、聴力などの機能の他にコミュニケーションが楽しいと思える、伝えたい気持ちが育つといった事なども影響してきます。

それを叶えるには親の反応が大事になります。

子供が真似して話せたときにしっかりと反応してあげることで、さらに伝えようと思って言葉を引き出してくれるかもしれません。

社会性の低下について

社会性=集団生活を行う上で適切な行動がとれる事を言います。

つまり、社会性の成長を促すには幼稚園など集団生活の場や他の子との交流が大事になります。

その中で対人関係のスキルや集団の中での自分を理解してどう動くべきか、自分は何を思ったのかを伝えていけるようになっていきます。

対人関係といっても一番身近なのは親・家族です。

家族に自分の思っている事を伝えるためには会話が必要ですよね。

テレビを見続けると会話が減るため言葉にする機会が減ってしまうことで社会性(コミュニケーション)が低下する事につながります。

これも言語発達の遅れと同じで、一緒に見ることで会話が生まれそれに対して自分の考えを伝える事が大事になります。

数少ない話せる言葉、真似をして話せるなど親が汲み取って会話を続ける=コミュニケーションが取れる状況にできれば社会性の低下にも対処できはずです。

睡眠との関連性

テレビを見続けることで睡眠不足になりやすい傾向にあると言われています。

なぜ睡眠に影響があるのかというと、眠くなる過程として副交感神経が優位になると眠くなってきます。しかしテレビを見続けると副交感神経ではなく、交感神経を刺激してしまい眠くなりにくくなります。

子供にとって睡眠不足は発達において重要な問題になります。

睡眠不足による症状としては次のようなものがあります。

  • 疲れやすい
  • 食欲低下
  • イライラ感、情緒不安定
  • 集中力低下、学習意欲低下
  • 記憶力低下

色んな事を体験、学んでほしい時期にこのような症状があると心配になりませんか?

厚生労働省の健康づくりのための睡眠ガイド2023によると小学生は9~12時間、中学生は8~10時間を推奨しています。

例えば朝の06:30に起きる場合、9時間睡眠とすると21:30に就寝、12時間だと18:30に就寝になります。

さすがに18:30に就寝は厳しいと思うので遅くても21:30までには眠りにつく必要があるということになります。

親の仕事の関係もあるでしょうし、あくまで推奨ですので必ずというわけではないですが睡眠時間を確保できる生活に慣らしていく事は大事かもしれませんね。

テレビ視聴時間のルール

視聴時間の目安

また、日本小児科医会の子供メディア委員会では睡眠や食事、園や学校で過ごす時間を除いた時間の中で1日2時間が限度ではないかということらしいです。

それを含めた5つの提言がなされています。

  1. 2歳までのテレビ視聴は控えましょう
  2. 授乳中、食事中のテレビ・ビデオの視聴はやめましょう
  3. すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要です。1日2時間までを目安と考えます。テレビゲームは1日30分までを目安と考えます。
  4. 子供部屋にはテレビ、ビデオ、PCを置かないようにしましょう
  5. 保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールを作りましょう

ただオリンピックなどのスポーツなど2時間を超える場合もあるかもしれませんが、それはそれでいいとの事。

見るものによっては2時間に限らないということです。

子供メディア委員会によるとメディア接触時間をコントロールされている子供とされていない子供ではどの教科もコントロールされている子供の方が点数が高かったとの調査結果も報告しています。

あくまで2時間は「目安」なのでその時の状況に合わせて調整しても良く、長時間にならないようにするのが推奨されているということですね。

親子で決めるルールの重要性

「ルールがない環境では子供は見通しが立てられない」

子供に「何分だけ見よう」とか、「これ見たら終わりだよ」と初めに決めておかないと、ずっと見続けてしまいますよね。

だいたいはその通りにはならず、もっと見たい!と泣いてしまう事が多いと思いますが…。

テレビに限らずゲームや遊びなど、子供がやる事に関して何かしらのルールを設けることで見通しが立って次の行動に移しやすくなります。

見通しが立っていないとずっと続けてしまいます。

また、ルールを守るという事を教えることで社会性の発達にもつながると思います。

ただルールといっても、時間だけでなく良いことと悪いことの区別を教える事にも意味があります。

遊んでいて危険な事はしちゃいけないけども遊び方を工夫するのはいいとか、遊びたいものを自分が遊びたいからとってしまうのはいけない事など社会のルールを教える事も必要ですよね。

しかし、間違ったルール設定をしてしまう事が多い事も事実。

それは「親基準で決めてしまうこと」。

親の都合で決めて子供が納得しなければやめる事はないですよね。

子供ができる範囲のことで必要最低限のルールを決めておけばその中で伸び伸びと遊んでくれます。

いう通りにならないとイライラしてしまいますが、イライラ回避のために親の都合のいいルールを決めてしまっては結局守れず、さらにイライラしてしまうなんてことにもなりかねません。

そうならないためにも子供も納得できるように自分本位ではない親子で作るルール設定ができるといいですね。

子供の成長におけるテレビのメリット

教育的効果

これまではテレビのデメリット中心で解説してきました。しかし、テレビにもメリットはあり、特に教育番組は音や映像で子供の興味を引き出してくれます。

教育番組は歌やダンスが多くないですか?

色もカラフルで子供が好きそうな配色もしていますよね。

番組に興味を持たせ、歌を多いので一緒に歌うことで言葉の練習になり、すぐに真似ができるダンスをまねることで運動にもなります。

歌やダンスの他に、クイズ形式の問題を出したりもしますよね。

テレビに向かって一生懸命に答える、この時間が知識を増やしてくれます。

真似して話して言葉を覚えて、クイズ形式で言葉とイメージをつなげていくことが出来る教育番組はメリットがたくさんですよね。

親子のコミュニケーションのきっかけ

子供がテレビを見続けることについて書いてきましたが、親も子供と遊ばずにスマホばかりになってしまうこともありますよね。

子供には見すぎだよと注意するけど自分はどうでしょう?

インスタやX、YouTubeを長時間見ていませんか?

親が見ているものに興味が湧いて僕も!私も!とスマホの画面を見てしまう。

テレビじゃないけど動画をみる

デバイスが変わっただけで、メディアを見続けることに変わりはないです。

ただ見るのではなく、なにか子供に問いかけてみませんか?

これの名前は?とか、なにしてる?と問いかける事で子供も考えながら見るようになり、コミュニケーションが生まれるようになります。

時には一緒に歌う、踊ってみるのもいいですね。

ポイントは「一緒に」です。

あくまで目安は2時間で、見るものや関わり方でそれに限らないので一緒にみて子供の興味・関心を引き出していきましょう。

子供との関わりについてこちらの記事も見てみてください。

最後まで見て頂きありがとうございました。

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