子供のおもちゃを選んでいるとモンテッソーリと書かれたおもちゃをよく目にします。
私は,この名前を見るたびになんなんだろう?と思ってました。
おもちゃのメーカーの名前かなとか本当に思ってました。
この記事ではモンテッソーリ教育がどのようなものなのか
家庭で行う際のデメリットはあるのかまとめてみました。
受けさせたいと思えば教育機関に行くのが早いですが,ご家庭でできればいいですよね。
モンテッソーリ教育とは
医師・教育家であったマリア・モンテッソーリ博士によって考案された教育法になります。
「子供には、自分を育てる力が備わっている」
歩くことを教えなくても歩こうとするなどですね。
この教育法の目的は
「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った子供を育てる」
ことです。
この教育方法はさまざま面で科学的に証明されており世界各国に実践しているところがあるといわれています。
乳幼児期のモンテッソーリ教育
0〜6歳までの乳幼児期を0〜3歳までの前期、3〜6歳までの後期の2つに分けて行なっています。
なぜ6歳までなのか
日本では教育の自由化がなされていないため、教育を受けられるのが小学生に上がるまでとなります。
これがアメリカやヨーロッパでは大学まで準備されていたりします。
子供中心のアプローチ
子供自身が興味・関心を持ったことを大事にしています。
子供が発見を通じて学び、そのことについてより深く考えるようになります。
興味・関心がどんどん広がって持続的な学び習得していきます。
準備された環境
子供たちが学ぶ場所は,自由に探索し自分が興味のあるものを使って学べるようになっています。
子供の成長に合わせたおもちゃや教材が揃えられていて
そこから自分で選んで遊んだり勉強をしたりと自分から学ぶ環境を整えられているんです。
興味を持ったものをとことん遊べる
他にどんな遊びができるか考える力がついてくれると嬉しいですよね。
感覚教育
五感を使って学ぶことで、物事を具体的に理解します。
例えば、色板や形合わせパズルなどの教材を使用することで、色や形の違いを感覚的に学んでいきます。
子供の感覚を刺激して自由に感じ・考えてもらうことを重要視しています。
感覚を養うのは考える力や物事を理解していく上で重要ですよね。
自由と規律
子供の自由を大事にした教育方法なので,同時に自己規律や責任感も育てることができます。
子どもたちは自由な環境の中で自分の行動に責任を持ち、他の人への配慮を学んでいきます。
自分の行動に責任を持ってもらうように育てるにはいいかもしれません。
異年齢混合のクラス
異なる年齢の子どもたちが一緒に学ぶことで,社会性を養っていきます。
年上の子どもが年下の子どもを助け、社会的スキルやリーダーシップを学ぶ機会が増えます。
いろんな年代の子と触れあう機会が多いのは素晴らしいですよね。
接し方も理解できてコミュニケーションスキルも育っていきそうです。
デメリットはないの?
モンテッソーリ教育では「自由」を大事にしていることがわかりましたがデメリットはないのでしょうか?
デメリットも知っておけば活かせる部分を見つけられるかもしれません。
自分が興味のある物を中心とした学習の欠点
自分の興味を持った学びを選ぶため、特定の分野に偏りがでるかもしれません。
例えば、子どもが数学に強い興味を持っているとすれば、数学をとことん勉強するかもしれません。
その結果,他の教科(例えば歴史や文学)の勉強が苦手になるかも…。
あくまで可能性ですが。
社会性の発達の限界
個別学習が重視されるので、グループ活動や協力作業の機会が少ないことがあります。
集団で活かせるチームワークのスキルが伸びにくくなる可能性もあります。
スポーツをしてみんなと切磋琢磨して成長していけるところもあると思うのでデメリットを知っておくのは大事ですね。
家庭で実施する難しさ
環境の整備が難しい
子どもが自発的に学びやすい環境が必要となります。
これには教具、整理されたスペース、子どもが自由にアクセスできるように配慮された家具などが必要になります。
ご家庭でここまで整えるのはなかなか難しいと思います。
限られたスペースの中でこれを実践していくのは現実的ではない気がします。
親の理解と実践力
実践していくには親が舵を切っていかなければいけませんよね。
学びを促している親自身がモンテッソーリ教育の実践方法を知っていなければなりません。
そのため,本やオンラインコース、ワークショップなどを利用して学んでいく必要があります。
しかし,実際は仕事に家事に育児と怒涛の毎日を過ごしているわけで…
そんな中で学ぶ時間も作るのは難しいですよね。
教材のコスト
モンテッソーリ教育に必要な教材は高価なことが多く
すべて揃えるのは家庭の負担になるかもしれません。
物によっては数万円するものもあります。
買い揃えるのは厳しいのが現実かなと思います。
かといってお手製のおもちゃにしても,そんな作る時間はと労力がないのではと思います。
コスト面って大事ですよね。
教材を調べてコストを確認して私は買うのを諦めました。
作るのも時間が取れないのでしていません。
継続の難しさ
コストがかかる,場所の整備にも限界があるとすれば継続していくのはかなり根気が必要かなと思います。
経済的に,親が学習する時間と労力を踏まえると途中でやめてしまうかもしれません。
デメリットを踏まえるとやっぱりいいとこどりできれば1番いいですよね。
育児に活かすには
子供の興味・関心に注目して学ぶことを伸ばしてあげたいと思うのではないでしょうか。
私は子供に自分で選ぶということをしてほしいです。
普段の生活の中で興味を引き出せるように子供と関わっていき
ワクワクできるような環境を整えられといいですね。