子供の成長の中でお父さんとの関わりが多いことで良いことがたくさんあるのを知っていますか?
そのことを「お父さん効果(父親効果)」と言います。
父親との関わりで社会性やコミュニケーションスキルなどいろんなことを学ぶことができて成長を促せるって素晴らしいですよね。
もちろん,母親との関わりも大事で身近な家族とたくさん触れ合うことでいろんな事を学んでいきます。
ここでは特に父親との関わりについて説明していきます。
父親と関わることで子供にどんな影響があるのか
子どもの認知能力・非認知能力の向上
父親との関わりによって子どもの認知能力や非認知能力が高まり問題解決能力が養われます。
問題解決能力や創造性,感情のコントロールが促されていきます。
個性や個の能力が求められる時代で,必要な能力が育まれるなんて嬉しいですよね!
学力の向上
父親の学び続ける姿勢や知識に対する好奇心は,子どもにとっていいモデルです。
父親がスキル習得に励んでいる姿を見せることで,子供も真似をして勉強することようになります。
勉強を見てくれたり,宿題を手伝ったりすることで学習習慣を身につけ,学習に対するポジティブになる傾向があります。
勉強時間を決めて勉強をするのも効果的で,このことをポモドーロ・テクニックと言います。
25分勉強して5分休憩。
これを繰り返すだけです。
短い時間だと子供の集中もきれずにやり遂げられそうですよね。
やりきれた成功体験を増やしてあげるのも学習習慣を身につける上で大事だと思います。
社会性の向上
父親との関わりでいろんな価値観に触れて学ぶ機会が増えます。
機会が増えることで社会的なスキルが身につき,他者との関係を築く力がつくと言われています。
コミュニケーションスキルが身につく
パパと会話をすることでコミュニケーションスキルも身についていきます。
パパといっぱい遊び,チャレンジしてすごいね!頑張ったね!とたくさん褒めてあげる。
そうすることで子どもの自尊心を高め,社会的自信に繋がります。
また一緒に何かチャレンジしていくことで問題解決するためにどうしたらいいか考える力がついていきます。
父親の読み聞かせの効果
母親が読み聞かせるイメージが多いですが,実はパパの読み聞かせにもいい効果があるんです。
父親が読み聞かせてくれるといういつもと違う刺激になります。
いつもと違う読み聞かせは子どもの想像力を刺激して,物語の展開やキャラクターについて,子ども自身のイメージを膨らませてくれるんです。
パパが選ぶ絵本や物語は,ママの選ぶものとは違うストーリーの場合が多く,子どもに新しい興味を持つきっかけにもなりますしね。
父親との遊びが育む社会性
3歳〜幼児期における遊びの影響
色々と説明してきましたが,子供が学んでいくのは遊びの中でですよね。
その遊びも父親ととなれば結構アクティブな遊びになりませんか?
- アスレチック
- ヒーローごっこなどの模倣遊び
- 体を動かす運動
- 冒険ごっこ
- レゴなどブロック遊び
例えばこんな感じで5つの遊びを考えてみました。
アスレチック
滑り台など公園にあるアスレチックをイメージしてみてください。
ロープの足場を登ったり,高いところから滑り台を滑ってきたりと少し怖いけどやってみたら楽しいと思えるものが多いですよね。
怖いけど勇気を出してやってみたら楽しい!
勇気を出せば克服できる!
そんな経験も子供の成長にはとっても大事なんです。
アスレチックを父親がやってみせることで子供も真似しやすくなってチャレンジ精神が養われていきます。
模倣遊び
テレビのヒーローものやお店などを真似る遊びもよくしますよね。
男の子であればヒーローになって敵を倒す。
女の子であればお花屋さんや食べ物屋さんになって店員さんの真似をする。
役に成りきることで感情を表現しやすくなって,感情のコントロールを身につけやすくなります。
特に男の子なんかは父親を敵にして倒すのは目に浮かびます。
やられるオーバーリアクションにすれば倒せた実感が湧いて何度も繰り返したりしますよね。
体を動かす運動
トランポリンやダンスなど体を動かすことで体力もついていきます。
スポーツやかくれんぼなど大人数でやるような運動もコミュニケーションスキルや他の子と協力することを学ぶことができます。
父親と遊ぶ時にも,キャッチボールのように相手と協力できるようなものや,
追いかけっこなど役割を変えて「次どうしよっか?」など聞いてあげると効果的です。
冒険ごっこ
模倣遊びと似ていますが,海賊とか冒険者とか創造した世界で役を演じるのがこの遊びの特徴です。
自分で設定を考える,役を考えることで創造性が養われます。
役があることで模倣ごっこと同じ影響もあって楽しめる遊びですね。
自分で考えることで問題解決能力もついていきます。
レゴなどのブロック遊び
レゴやブロックなどいろんな形がを組み合わせる遊びもよくしますよね。
形をみて考えて組み合わせるといった計画を立ててどう組み立てていこうか設計していきます。
その過程が論理的思考を養ってくれます。
そのヒントとなるのが父親の作ったものになります。
作ってみせて,真似しながら自分でアレンジしていく過程が大事になります。
遊びを通じた自己表現の重要性
子供は遊びの中で感情や考える力をつけていきます。
遊びが子供にとって自己表現の場になります。
子供が創造した遊びを他の子とコミュニケーションをとりながらいろんな役を演じたり,体を動かすことで社会性が養われていきます。
そこに父親など大人が関わることで遊びの幅が広がり,いろんなことを知ることができます。
遊びの中で成功体験をたくさん積めるので遊ぶこと自体すごく大事なんですよね。
興味を持ったら「なんで?」「これは?」と何回も聞いてきませんか?
興味を持つのも遊びの中なので,「教えて!」という自己表現になります。
まとめ
育児の事で特に父親との関わりに焦点を当てて説明してきました。
- 子どもの認知能力・非認知能力の向上
- 学力の向上
- 社会性の向上
- コミュニケーションスキルが身につく
- 読み聞かせの効果
父親に限らず,家族と関わりが多いほど子供の成長が促されていくんですよね。
父親が育児に参加することで家事の分担ができて,母親も助かりいい事づくしですね。
父親の育児参加については企業でセミナーやワークライフバランスの推進で企画を行っているところも多いようです。
地域によっては父親の育児参加を促すサポートグループもあるみたいなのでそういったグループを活用してみるのもいいかもしれません。
子供だけでなく子育て全般にもいい影響がある父親の育児参加をどんどん積極的にできればいいなと思います。
最後まで見てくださりありがとうございました。